青汁をもっと知りたい

青汁に潜む危険性について

青汁を選ぶ時に気になるのが産地、添加物、農薬や化学肥料などです。
原料のケールや大麦若葉、明日葉などに関しては、日本で栽培が可能なものばかりなので、基本的には国産原料を用いている事が多いです。
しかし大麦若葉に関しては中国産のものも目立ちます。
値段の差は微々たるものですから、原産地をよく見てから購入しましょう。

添加物に関しては青汁ジュースなどとして販売されている製品に含まれていることが多いです。
とくにダイエット目的の商品の場合は、トウモロコシから作られる甘味料や難消化性デキストリンなどが使われていることが多いので、飲みすぎると軟便になることがあります。

尿路結石になったことのある人は青汁に含まれているシュウ酸の含有量が気になると思います。
牛乳やヨーグルトと混ぜて飲めば、シュウ酸がカルシウムと結びついてシュウ酸塩という体に吸収されにくい物質になるので青汁を飲んでも結石ができる心配はありません。
結石が体内にできる一番大きな原因は水分不足なので、青汁ジュースや青汁牛乳を積極的に飲むことで水分不足を防げるので結石ができるのを防ぐことができます。

農薬や化学肥料に関しては厳しい基準を設けて検査をしているメーカーが多いので安全性は高いのですが、気になる場合には有機農法によって栽培された原料を用いている製品を購入すると残留農薬などのリスクを減らすことができます。

一番大きな問題とされているのが硝酸塩の含有量です。
この物質はネズミなどの小動物の発がんリスクとの関連性が強いとされている物質なので、人間にも同様のリスクがないか研究されています。
現在のところ国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)のリスク評価では発がんリスクが低いため、野菜を摂取するメリットのほうが大きいとされています。
青汁と硝酸塩含有量に関しては金沢大学の人間科学研究科でデータが集められていて、青汁を原料の植物から搾ったままの液体製品が含有量が多く、粉末製品は液体の製品よりもかなり含有量が少ないという結果になっています。

とくに人体への害は認められていない硝酸塩ですが、もし気になる場合は液体の青汁飲料よりも粉末を選ぶようにするとリスクを抑えることができます。